1932年
ファッションデザイナー「ピノ・ランチェッティー」は、イタリアのペルージャに 生まれる。
幼少の頃より絵の世界に魅せられ、アカデミー・オブ・アーツ(美術学校)で絵画を学ぶ。
1954年
ローマで偶然にファッションと出会い、その隠れた偉大な才能を発揮する。
1961年
ローマにオートクチュールの店を開店。最初のコレクションでミリタリーラインを発表し、一躍世界の注目をあびる。
2001年
春夏オートクチュールコレクションでは、「ピノ・ランチェッティ」から「エンゾ・フスコ」にデザイナーが交代し、新生ランチェッティが誕生。
この交代劇はヌーベルクチュールとしてヨーロッパで高く評価され、大きな話題となる。
2004年
ミラノコレクションは、それをさらに進化、発展させるため、パリコレを経験してきた、新進気鋭の若干28才、ブラジル国籍の「イカリウス」をクリエイティブディレクターに起用。
この「イカリウス」によるランチェッティの新しいラインは、新世代が求める本物の大人のファッションとして世界の新しい潮流と共に更なる発展が大いに期待されています。
2007年
ピノ・ランチェッティーは3月7日にローマの自宅で逝去。78歳没。
その後現在も、イタリア・オートクチュール界の“レ(王様)”として、その素晴らしい色彩感覚とイマジネーションを駆使した作品を創り続けている。